韓国経済、来年はさらに厳しく…複合不況への対応が必要(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.14 11:45
今後、文在寅政権は経済に対する視線と視野を変えるなければいけない。そして経済運用方式に対する痛烈な自省と率直なレビューセッションを通じて政策の樹立方向をもう一度整える必要がある。
まず、経済政策は絶えず均衡を見つけていく努力であるため、経済政策の決定者は市場と政府、市場内部の関係においてバランサーの役割に忠実でなければならない。労働者と企業家のうち片方に偏らず、2つの主体の間で均衡をうまく維持して政策を樹立してこそ、国家全体の生産性を増加させることができるからだ。墨子は「一目の視るは、二目の観るに若かず。一耳の聴くは、二耳の聴くに若かず」と言った。こうした均衡感覚の回復だけが現在進行中の市場の反撃、生態系の反乱を抑えることができる。