大谷翔平（２４、ＬＡエンゼルス）が１２日ぶりの登板で今季３勝目を挙げた。足首の捻挫の影響はなかった。

大谷は７日（日本時間）、敵地でシアトル・マリナーズ戦に先発、６イニングを６被安打（１本塁打）・６奪三振・２四球で２失点に抑えた。エンゼルスが８－２で勝ち、大谷は勝利投手になった。今季の成績は３勝１敗、防御率４・１０。

７、８日ほどで登板間隔を維持してきた大谷は先月２８日、ニューヨーク・ヤンキース戦で走塁中に左足首を捻挫した。その影響で先月２５日のヒューストン・アストロズ戦（５イニング１／３で４失点）後には打撃に集中した。久しぶりの登板だったが、大谷は相変わらず威力のある投球を見せた。ヒューストン戦の最高球速（１６２・５キロ）には達しなかったが、１６０キロのストレートにスライダー、スプリットを混ぜ、６回までシアトル打線に得点を許さなかった。エンゼルスは２回に２得点、６回に４得点し、６－０とリードしていた。

しかし大谷は７回、先頭打者に安打を許した後、次の打者ヒーリーに２ランを浴びた。続くズニーノにはストレートの四球を与えた。結局、エンゼルスは大谷を降板させた。後続投手のアルバレスが無失点に抑え、大谷の失点はそれ以上増えなかった。

捕手リベラは「大谷はストレートも良かったし、スライダーもよく通用した」と話した。エンゼルスはこの日の勝利でアメリカンリーグ西部地区１位（２１勝１３敗）を守った。

一方、イチロー（４５、シアトル）が２５人のメンバーから除外され、日本を代表するスター選手の投打対決は実現しなかった。メジャー通算３０８９安打をマークしたイチローは最近、打率２割０分５厘（４４打数９安打）と振るわず、４日に会長特別補佐に任命された。