【取材日記】「米シンクタンクを検閲する韓国進歩政府」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.04.10 13:06
一言で学問の自由の侵害だ。発端が青瓦台(チョンワデ、大統領府)であれ国会であれ、米ジョンズ・ホプキンス大国際大学院(SAIS)韓米研究所(USKI)の人的清算の動きと予算中断事態に対する米国の見方はそうだ。進歩政権がなぜ米国研究所の学問的な立場を検閲するのかという反応まで出てきた。保守・進歩的性向と関係なく専門家はこの原則については同じ声を出す。
ワシントン内の穏健な交渉派に挙げられるフランク・ジャヌージ・マンスフィールド財団代表は7日、ツイッターに「学術機関の寄付者が自分たちの寄付金を持って特定の研究者を標的にし、政策的な立場を指示しようとしたのは嘆かわしい」とコメントした。そして「私は学問的自由を守るためにロバート・ガルーチUSKI理事長とヴァーリ・ナスルSAIS学長を支持する」と明らかにした。
対北朝鮮強硬派のジョシュア・ステントン弁護士はブログ「フリーコリア」に「韓国の進歩政権が米国で対北朝鮮政策論争を検閲しようとしている」という長文を載せた。ステントン氏は「逆説的にUSKIが運営する北朝鮮専門ブログ『38ノース』は確実に穏健な立場で反北朝鮮的であり、親包容主義の側」とし「文在寅(ムン・ジェイン)政権の人たちの反発を招くメディアとは距離がある」と指摘した。