【噴水台】「セウォル号7時間」の秘密を解いたクレジットカード
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.31 12:54
政治とは交渉よりも脅迫の技術なのか。鄭鳳株(チョン・ボンジュ)元議員は危機状況を圧迫術で緩和し、状況自体を「遊戯」のようにした。2011年12月23日にレキシントンホテルのカフェでAさんにキスを迫ったという暴露が出ると、警察に告訴状を出し、事件当日の動向を確認できる写真を780枚も確保したと言い張りながらゲームへと持ち込んだ。しかしその大半は無理があるもので、28日に突然、白旗を上げた。
偶然にもこの日は「セウォル号(沈没事故)7時間」の秘密も4年ぶりに一部解けた。罷免された大統領がまた話題になることはなければよいが、朴槿恵(パク・クネ)前大統領がセウォル号事故に直面しながらも全く関心がない人のように行動し、さらにその時間帯に崔順実(チェ・スンシル)に会っていたというショッキングな内容だった。
全く異なる事件であり、軽重を比べることではないが、小さな嘘が大きな嘘になるという点で類似性が見える。#MeToo暴露に対する鄭元議員の最初の反応は「完ぺきな小説」というものだった。最初のボタンをこのように掛けていなければ非難は浴びても#MeTooの露にはならなかっただろう。セウォル号7時間はどうか。「大統領はどこにいても睡眠時間のほかは執務中」(金淇春元秘書室長)とし「官邸執務室」を云々するのをそのままに信じなかったとはいえ、その時間に崔順実に会っているとは思わなかった。