韓経:【社説】サムスンとソウル大学の「先進国型産学協力」は喜ばしい
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.29 13:11
韓国でも先進国型産学協力の試みが登場した。サムスンの頭脳の役割をするサムスン総合技術院とソウル大学自然科学大学が組んで未来研究に着手したのがそれだ。協力内容も量子コンピュータ、量子ドットなど先端分野共同研究、教授研究年活用協業強化、定期学術交流フォーラムなどで構成した。「開放型革新」の実験と言っても遜色がない。
今回の試みは韓国政府が主導した産学協力ではない。企業が資金を出し、大学は研究成果を移転する単発の産学協力とも次元が違う。共同研究分野が応用・開発ではなく10~20年後を考える次世代基礎・基本技術ということも目を引く。サムスンが工科大学ではなく自然科学大学を協力パートナーに選択したのはこれ以上短期成果に執着しないという意味だろう。一言で韓国の産学協力を一次元引き上げた。