中国が外注してまで韓国ニュースを翻訳する理由
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.13 10:38
先日、中国国務院(行政府)傘下の研究院の幹部と夕食を一緒にした。彼は北東アジア情勢研究の責任者だ。通常なら両会(全国人民代表大会と全国政協会議)期間であるため、外部者、特に外国人と会うのは避けるはずだ。24時間非常待機しなければいけないうえ、言葉を誤れば舌禍を招くこともあるからだ。ところが、この日の彼はいつもとは違った。「非常待機中に出てきた」と言って携帯電話をテーブルに置いて質問攻勢をした。
やはり北核問題だった。北朝鮮の対話モードは本当に核廃棄を前提にしているのかというのが最初の質問だった。特に韓国人の反応と「政界はどう見ているのか」という点を集中的に尋ねた。もし彼との夕食が米朝首脳会談が伝えられた9日以降だったなら、最初の質問は米朝対話の成功の可能性を尋ねたはずだ。筆者は「歓迎するが半信半疑」と答えた。北朝鮮に何度もだまされているので韓国人は北朝鮮を信用しないと説明した。