【社説】「運命の一週間」…文大統領にかかっている
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.05 07:46
平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)開幕(9日)を5日後に控えて始まった今週は、平和と戦争の岐路に立つ韓半島(朝鮮半島)の行方を左右する「運命の一週」と言えるだろう。8カ月間にわたり朝米間で続いてきた激しい対立が「五輪休戦」で一時的に小康状態に入った中、北朝鮮を含む21カ国・26人の首脳級が平昌に集結し、外交戦を行うからだ。五輪主催国の首班として米国・日本・中国など14カ国の首脳級に会い、北核外交を主導する文在寅(ムン・ジェイン)大統領の役割が特に注目される。
文大統領は執権から9カ月目に「運転席」に座ったのをきっかけに、韓半島(朝鮮半島)に平和ムードを形成して南北交流を再開しようという意欲を表してきた。しかし現実は厳しい。北朝鮮は国際社会の引き止めにもかかわらず、五輪前日の8日の軍事パレードを強行することが確実視される。平昌に集まった各国首脳の目の前で核兵器とミサイルを公開し、核保有国の地位を認められようという意図がある。