<平昌五輪>羽生vsチェン、江陵を盛り上げる4回転対決(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.01 15:52
中国系移民の系譜を継ぐチェンがしなやかで力強いジャンプができるのはバレエと体操のおかげだ。チェンはバレエを6年も学び、7年間ユタ州の体操大会にも出場した。おかげでバレエのような優雅な動作を消化し、力強く足を真っ直ぐに伸ばすスプレッドイーグルもきれいにまとまる。チェンはジュニア時代にはジャンプに比べて表現力が足りないという評価を受けていた。だが、最近では芸術性も向上し、演技の完成度が高まった。チョン・ジェウン氏は「チェンは表現力で高い点数を取れる選手ではなかった。だが、今シーズンのショートプログラムを見ると、自分に合った構成のプログラムにしている評価を審判もしている」と伝えた。
チェンは模擬試験でもすでに羽生を2回も上回っている。昨年の4大陸選手権では羽生と正面勝負を展開して総点307.46点で303.71点だった羽生を抜いて金メダルを首にかけた。当時はショート2回、フリー4回で4回転ジャンプを一回減らしたが勝利をものにした。当時、羽生の次に登場したチェンは途方もないプレッシャーをはねのけて完ぺきな演技を見せてスタンディングオベーションを受けた。チェンは今シーズンのグランプリ第1戦でも羽生をおさえて金メダルを手にした。羽生が抜けたグランプリファイナルの優勝も当然チェンのものだった。