韓経:【社説】セーフガードより怖い米国の知識財産権攻勢に対応しよう=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.29 15:32
トランプ米大統領が中国を狙って「知識財産権侵害に高強度の報復措置を取る」と予告した中、米裁判所の動きが尋常でない。ウォールストリートジャーナルによると、ウィスコンシン州連邦裁判所は中国の風力発電機企業シノベルウインド(華鋭風電)が米電力技術企業アメリカンスーパーコンダクター(AMSC)の核心技術であるタービン制御ソフトウェアのソースコードを盗んだという疑いに対して有罪判決を下した。最大48億ドル(約5220億円)の罰金が賦課されると予想されている。
注目すべき点は今回の判決に対する米国内の反応だ。ジェームズ・ポーリー元米知的財産権法協会会長は「トランプ政権はシノベル裁判を中国の違法行為を見せる重要な事例として扱うことを望んでいる」と述べた。昨年8月にトランプ大統領が米通商代表部(USTR)に中国の知的財産権侵害など不当な貿易慣行を調査するよう要求したことを想起させる発言だ。米国の知的財産権攻勢が風力をはじめ自国が優位を誇る第4次産業革命分野に広がる可能性もある。