【社説】自殺予防するには英国と日本に学ばなければ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.24 08:48
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は新年辞で「国民の命を守る3大プロジェクト」として、自殺予防、交通安全、産業安全を挙げた。国民の命ひとつひとつが大切なだけに、どれひとつ疎かにすることはできない課題だ。それでも最も緊急な分野は自殺予防だ。世界10位圏の経済大国だが1日平均36人、年間1万3092人が自ら命を絶つのが韓国の現実であるためだ。2003年から13年にわたり経済協力開発機構(OECD)加盟国で自殺率1位という汚名もそそげずにいる。これまで保健福祉部課長と書記官の2人が自殺予防政策をしてきた。
自殺は保健福祉部だけの問題ではない。すべての中央政府と地方政府が関連している。そうした点から韓国政府がきのう「自殺予防国家行動計画」を初めて出し、6官庁と警察庁など3機関が共同対応することにした点は評価できる。遅くはなったがいまからでも事態の深刻性を把握したのは幸いだ。