ソウル市、粒子状物質を減らすために数十億ウォンを投じて交通費無料政策を展開したが…(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.16 16:03
専門家たちはより具体的な政策が必要だと指摘した。慶煕(キョンヒ)大学環境工学科のキム・ドンスル教授は「粒子状物質予報の正確度が落ちている中でソウル市が公共交通無料政策の導入を急いだため、体感度が低いと考える」と話した。実際、この日午前に降った雨でソウルのPM2.5濃度は予報とは違い「悪い」の基準である1立方メートル当たり50μg(マイクログラム)を下回った。
昨年7月に制度化された非常低減措置が実際に発令されたのは今回が先月29日以降2回目だ。当時は翌日である30日が週末で公共交通の無料利用や公用車量車両2部制は施行されなかった。粒子状物質の非常低減措置は前日0時から午後4時まで粒子状物質の平均濃度が「悪い」の基準を超過し、翌日の濃度も「悪い」日になると予想されると発令される。