<チャイナインサイト>韓半島分割の歴史と中国の南浦-元山構想(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.09 16:26
三つ目、中国が北朝鮮の核施設を引き受け、韓米とは最短境界線を形成する分割線だ。39.5度線付近の平安北道(ピョンアンブクド)南端と咸鏡南道咸興(ハムフン)南部を結ぶもので、長さが200キロで最も短い。韓半島の「くびれた首(narrow neck)」線にあたる。
四つ目は西側の南浦(ナムポ)から東側の元山にいたる「南浦-元山」ラインだ。北朝鮮の核施設と平壌をともに掌握し、事実上、北朝鮮地域をそのまま受け継ぐのに近い。韓米との境界線は250キロほどだ。中国が最も好む案だ。これは平壌を完全に確保し、さらに南浦(ナムポ)まで得て防衛線も比較的短いという点で、緻密に準備された案とみられる。この線で中国が韓半島の南浦-元山北側を東北4省として確保しようとするだろうという懸念が提起されるだけに、我々としては徹底的な対応が必要だ。