【コラム】中国はなぜ文在寅大統領を冷遇したのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.18 10:25
中国の自己催眠の慣性は簡単には消えないだろう。この中国の要人は「共産党宣伝機構は指導部が聞きたいと思う内容ばかり報告する」と述べた。いくら韓国の世論が悪化しても、ファクトでなく解釈が真実に化ける構造は相変わらずということだ。中国は今後も「大統領一人飯」と「記者暴行」を繰り返す可能性がある。
今年3月、沈志華・中国華東師範大教授が大連外国語大で講演し、「THAAD報復は敵が望むこと」と述べた。沈教授は「北朝鮮は中国の潜在的な敵であり韓国は友人であり得る」とも述べた。核心をついた沈教授の卓見がインターネット上で広まると、中国外務省と社会科学院は慌ただしくなり、学者を動員して批判大会を推進しようとしたという新たな事実を最近知った。沈教授が習近平主席と特殊な関係でなかったとすれば埋葬されていただろう。健全な批判の経路がふさがっている中国のシステムの一断面だ。