【コラム】韓国は中国がそんなに怖いのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.20 14:14
中国に対するWTO提訴が両国関係の破綻を招くことはない。中国は今まで39回も提訴されている。米国が21回、EUが8回だ。日本は尖閣諸島紛争以降、中国が報復すると2回提訴した。韓国の無対応とは全く違う。さらに開発途上国のグアテマラも1回、メキシコも4回提訴している。とはいえ中国とこれらの国の関係が破綻したわけではない。ただ、通商世界の自然な業務手続き(Business as usual)であるからだ。韓国は1995年にWTOに加盟した後、33件の紛争があり、70%に近い勝訴率だ。しかし中国の横暴には沈黙した。
最近の世界秩序は混沌状態となっている。世界の大統領という米国のトランプ大統領が世界の平和、自由守護、人権のような普遍的価値よりも自国の金儲けに向かっている。中国は米国をお金で扱えばよい存在と見なし始めた。習近平主席は2050年に世界最強国になると述べたが、中国のエリートは時期をはるかに繰り上げることができるという自信を持っている。