IMFは韓国3.0%成長するというが…「数値より成長の質が重要」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.18 09:12
10日に国際通貨基金(IMF)発の「サプライズニュース」が打電された。IMFが今年と来年の韓国経済成長見通しをともに3.0%に上方修正したというニュースだった。4月に出した既存の見通しよりそれぞれ0.2ポイントと0.3ポイント高まった数値だ。これが「サプライズニュース」に分類される理由は、内外の多くの経済関連機関が韓国の3%成長達成失敗にベッティングしているからだ。これら機関が出した実際の今年の韓国の経済成長率予想値は2.7~2.9%程度だ。なぜこうした開きが発生したのだろうか。
企画財政部が7月に今年の韓国の経済成長見通しを2.6%から3.0%に高めた時には達成の可能性に対する期待感は小さくなかった。ひとまず昨年下半期から回復した輸出のおかげで今年1-3月期に1.1%という予想外の高い成長率を記録した。新政権発足と財政拡大を基盤とする各種経済政策の施行、追加補正予算執行などにともなう期待心理なども一役買った。だがバラ色の期待は長く続かなかった。輸出は好調傾向を継続したが他の経済指標が思ったより振るわなかったためだ。9月の輸出は551億3000万ドルで、1956年に関連統計の作成を始めてから月間基準で最高額を記録した。だが生産・投資・消費などは増加幅が小さかったり増加と減少を行き来して安定していない姿を見せた。