韓経:【社説】海外市場でブレーキかかる中国高速鉄道、韓国には機会だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.12 09:26
中国が相次いで受注した海外の高速鉄道事業にブレーキがかかっている。現地で技術移転、建設費用、人材採用、環境問題などをめぐる議論で工事が中断されるなど危機を迎えているという評価だ。タイなど一部の国では契約が破棄される可能性があるとの観測まで出ている。ここに中国が進出国の実質的利益を考慮していないとの批判が沸き上がり、中国に対する拒否感もまた大きくなっているという話も聞こえてくる。
中国は高速鉄道分野で韓国より遅れた後発走者だった。だが自国で蓄積した高速鉄道技術と安い価格を前面に掲げ実に102カ国と高速鉄道輸出契約を結んだ。金額では1430億ドルに達する。そうでなくても世界の商品市場でダンピングを乱発していると非難されている中国が、公共調達市場まで乱しているとの批判が出るほどだった。そうした点から見れば中国が受注した海外高速鉄道事業が該当国と摩擦を起こしているというのはそれほど驚くことでもない。