【コラム】夏、疲れた自分へ…日本映画『リトル・フォレスト』を見て
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.29 14:32
蒸し返るような暑さの残る夏の夜、韓国伝統飲料のシッケを作る。温かいお粥に麹を混ぜて常温で一晩置いておいた後、翌朝発酵を促すイーストを入れる。このようにして半日待てば甘いシッケの出来上がり。米粒まで残らず飲み干しても良いが、すっきりと飲みたいなら上澄みだけ濾しておいて冷蔵庫に入れておくとよい。汗でべたつく会社帰りの疲れを取る飲み物として最高だ。
季節が変わるたびに森淳一監督の映画『リトル・フォレスト』を見て、想像でいろいろな料理を作ってみる。五十嵐大介の原作漫画を『夏編・秋編』と『冬編・春編』(それぞれ2014年、2015年韓国公開)2本立ての映画にした。スーパーに行こうと思ったら自転車で山道を30分走らなければならない田舎の村、小森。いち子(橋本愛扮)は小森で一人で田畑を耕し収穫をし、一食一食1人分の料理を作る自給自足のプロ農婦だ。