韓経:【社説】世論形成式の「李在鎔裁判」、法の下の平等は?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.03 10:18
李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が昨日初めてサムスン贈賄容疑裁判の証言台に立った。3カ月間続いた裁判は来週初めの特検の求刑と今月末の宣告を残している。容疑の核心は、李副会長が経営権継承を請託する代わりに崔順実(チェ・スンシル)被告の娘チョン・ユラ氏への支援を決めたかどうかだ。その間、数十人の証人尋問があったが、これを立証する決定的な根拠はないというのが法曹界の大半の意見だ。「証拠があふれる」という特検の言葉とは距離がある。
この2日間の被告人尋問に出てきたサムスン側関係者らの証言を総合すると▼チョン・ユラ氏乗馬訓練支援は未来戦略室3人会議(崔志成前室長、張忠基前次長、朴商鎮前社長)で決定した▼特恵問題の可能性を懸念して李副会長には報告しなかった▼崔順実被告の「嫌がらせ」を恐れて支援した--ということだ。サムスン物産・第一毛織合併についても李副会長は「そこまでして合併しなければいけないのか」と相当な拒否感を見せたが、未来戦略室が説得して実現させたという証言もあった。サムスンも崔順実被告の詐欺の被害者ということだ。