【社説】韓国に大きな課題残したG20首脳会合
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.10 16:43
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が参加した主要20カ国・地域(G20)首脳会合が今月8日、ドイツ・ハンブルクで幕を下ろした。北朝鮮はG20首脳会合前の4日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射で挑発した。文大統領はこの会議で北朝鮮ICBMの対応策と北朝鮮の非核化、韓半島(朝鮮半島)の平和構想などを提示した。北朝鮮が国際社会の脅威要因という共感も形成された。
今回の会議で示した文大統領の北朝鮮認識の変化は注目するに値する。文大統領は「国際社会がもう少し強力な制裁と圧迫で、北朝鮮が核・ミサイル追加挑発をできないようにしなければならない」と主張し、韓日米で対北共同声明も発表した。北朝鮮の非核化と核・ミサイル挑発に対して文大統領が国際共助の強化という現実的な立場を取ったことは幸いだ。軍統帥権者である大統領が北核に対して明確な認識を持って厳正に対処してこそ軍や政府も従う。