安倍氏の好敵手・小池氏、慰安婦強制連行を否定する極右派(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.03 09:46
帰国後、放送局でアラビア語通訳と現地コーディネーターの仕事をした小池氏はエジプトのサダト大統領、パレスチナ解放機構(PLO)のアラファト議長、リビアのカダフィ大佐など大物とのインタビューを次々と成功させて注目を浴び、ニュースのメインアンカーに抜てきされた。小池氏は政治家に必要な度胸と決断力、情報力などをこの時に学んだという。小池氏は最も尊敬する人物として、英国のマーガレット・サッチャー首相とサダト大統領を挙げる。
小池氏の現実感覚は党籍を5回変えたところからも垣間見ることができる。1992年に日本新党から政治に入門した小池は新進党、自由党、保守党、自民党を経た。現在代表を務めている「都民ファーストの会」が6回目の政党だ。政界渡り鳥という批判の中に「生存のための極めて現実的な判断」という評価もある。
しかし、現実主義に立った小池氏の考えは危険レベルを行き来する。小池氏は日本には核武装が必要だという立場だ。2003年3月、あるメディアのインタビューで「軍事、外交的な判断により、核武装という選択肢は十分にありえる」と述べた。そう言いながら、最近では「ただの戦術的な発言」と一歩退いた。だが「国際政治は冷徹で邪悪だ。国家を維持するというのは簡単に白黒つけることができるような問題ではない」という立場に変わることがない。