【コラム】誰が文在寅氏の支持率を上げているのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.26 10:18
文在寅(ムン・ジェイン)大統領の国政遂行への支持率が高い。依然として80%前後だ。韓国ギャラップの調査を見ると、野党の根拠地と言われる大邱(テグ)・慶北(キョンブク)でも66%だ。今月初めより少し下がったとはいえ、誤差範囲の中で微細な調整が行われている程度だ(中央選挙世論調査審議委員会のホームページ参照)。過去、他の大統領が享受したことのない右肩上がりだ。金泳三(キム・ヨンサム)元大統領だけが就任1年で80%を超えた。しかも、李明博(イ・ミョンバク)元大統領(52%)・朴槿恵(パク・クネ)前大統領(42%)の就任1年目1-3月期の支持率に比べれば驚くべき数値だ。文大統領が大統領選で得た票は41.1%だ。就任以降、ほぼ2倍が増えた。
誰がこのような支持をしているのか。専門家らが必ず挙げている理由は朴槿恵前大統領だ。朴前大統領に対する失望感が票につながったということだ。そのため、支持率が41.1%だ。国政支持度が2倍も増えたのはもう一つの要因が働いたということだ。一つは文大統領本人で、もう一つは野党だ。