空手に追われるテコンドー…東京五輪で「マーシャルアーツ」ビッグ2対決(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.20 09:27
2020年、東京の空に2つの太陽が浮かび上がる。オリンピックの舞台では決して会うことがなさそうだった2種目、テコンドーと空手。正式競技として並んで2020年の東京五輪でプライドをかけた競争を繰り広げる。マーシャルアーツ(武器を使わない東洋武術の通称)のグローバル2大山脈と指折り数えられる種目であるだけに、五輪の舞台で激しい競争は避けられない。2013年に五輪の中核競技の地位を得たテコンドーは4年ぶりに類似種目である空手の挑戦を受ける境遇になった。
国際オリンピック委員会(IOC)は昨年8月、ブラジルのリオデジャネイロで開かれた第129回総会で、▼野球・ソフトボール▼サーフィン▼スケートボード▼スポーツクライミングとともに空手を2020年東京五輪に限り正式競技として承認した。一時的ではあるが大会組織委員会と日本政府の長期にわたる水面下の努力が実を結んだ瞬間だった。IOCは進行方式と規則が類似した種目群の場合、そのうち代表性を持つ1種目だけを五輪に導入する。テコンドーはこれまで類似種目である空手や武術などを押さえ五輪で独占的な地位を享受してきた。