文在寅政権発足から1カ月、周囲の評価は?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.10 14:30
文在寅(ムン・ジェイン)政権の発足から1カ月が経過した。中央日報は文大統領と親しい人物または盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領当時に青瓦台(チョンワデ、大統領府)で一緒に勤務した「場外のパートナー」の計6人にこの1カ月間の評価を尋ねた。親しい関係であるほど苦言と忠告が多かった。
盧元大統領と文大統領のメンターと呼ばれる神父の宋基寅(ソン・ギイン)氏(79)は最も残念な点に人事を挙げた。宋氏は「政権移行委員会もなく短期間に人事を終えなければならない状況だが、まだ青瓦台の主要メンバー(経済首席秘書官など)も完成できず心配だ」とし「聴聞会を見守りながら『国民の中からあの人しか探せなかったのか…』と思うところもある」と述べた。続いて「公約を守ることができる人選が重要だ」としながらも「人選の過程で不十分な点が表れたのは事実」と話した。
文大統領が民情首席秘書官当時に政務首席秘書官だった柳寅泰(ユ・インテ)元議員(69)は「人選を強行すれば国会を無視するといわれるので康京和(カン・ギョンファ)外交部長官候補は本当にジレンマ」とし「文大統領が候補当時にあまりにも『公職排除5大原則(兵役免除、不動産投機、脱税、偽装転入、論文剽窃)』を強調し、それが足かせになっている」と述べた。また「今までは破格の人事だったが、今後は改革の方向を維持しながらも、もう少し安定感のある人に任せなければいけない」と助言した。