中国製の偽物防ぐ秘密兵器とは?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.09 09:38
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造幣公社が作った正官庄の正規商品認証包装紙。貨幣を作る時に使う偽・変造防止技術が適用されている。包装紙に隠された「KOREAN RED GINSENG」、「正官庄」、「高麗参」等の透かしを確認して正規商品か確認することができる。複写すると「COPY」という文字が印刷される。(写真=韓国造幣公社)
#ツメ切りで有名な企業スリーセブン。現在90カ国余りに製品を輸出しているが、2003年に中国進出のために現地に工場を建てた際には大変な苦労を経験した。進出2年で売り上げが急減した。中国で作った「偽物」製品のためだ。何年かの間、取り締まりなど様々な努力をしたが問題は解決されなかった。時間が経つほど20年以上積み重ねたブランド価値まで脅威を受けた。
そのような中、2010年6月にコイン製造に使われる偽・変造防止技術を使ってみようという提案を受けた。忠清南道(チュンチョンナムド)と韓国産業通商資源部の共同支援機関である忠南テクノパークの紹介であった。製品に模様を刻印し、見る角度によって「777」や「太極模様」が見えるいわゆる「潜像技術」を導入した。2010年12月に韓国造幣公社と契約を結び生産を始めると、まもなくして売り上げが例年水準に回復した。スリーセブンのイ・ギュヒョンIP(知的財産権)本部長は「銅(硬貨)に使った技術を強化鉄板が材料であるツメ切りに適用するのに時間が少しかかった」とし、「多くの業者が模様をコピーしようとしているが7年が過ぎた今までそっくりに複製する所は発見されていない」と話した。