【時視各角】空ばかり眺める平昌オリンピック(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.18 17:00
政府が平昌オリンピックに投入した予算は計13兆ウォン(約1兆3000億円)。ここにはもちろん高速道路・高速鉄道建設費のようなインフラ投資が含まれている。これほど多くの予算を投入しながらも、数十億から数百億ウォンがなく酷寒には無対策になった。なぜこのようなことになったのか。まず誘致当時より16種目増えたのが大きかった。86種目が102種目に増え、運用人員・装備・施設費が増えた。予定を4000億ウォンほどオーバーした。ところで資金を調達する道がふさがった。
このような大会運営費は政府の支援を受けない。スポーツtotoや入場券を売り、企業の後援を受けて調達するのが慣例だ。企業は今まで8800億ウォンを後援した。目標額9400億ウォンの93.6%だ。ところが昨年末、崔順実(チェ・スンシル)国政壟断事態で企業の後援支援金が突然途絶えた。財界の関係者は「ミル・Kスポーツ財団に資金を出して大変なことになったが、また資金を出すのは容易でない」と話した。