陶磁器に恋したサウジ王子「韓国の田舎で花を育てたい」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.09 10:44
「最近、韓国の陶磁器をコレクションしています。韓国の陶磁器は世界最高だと思います」。サウジアラビア観光国家遺産委員会のスルタン・ビン・サルマン委員長(61)は韓国文化に対して格別の愛情を示した。
「韓国陶磁器専門家をサウジアラビアに招き、サウジ工芸家を韓国に派遣したことがあります。私自身、陶磁器の製作過程を学びたいと思うほど、韓国陶磁器に深い関心を持っています。その経済発展にも驚きますが、韓国人特有の興味深く肯定的精神を感じることができます。時間ができたら韓国の博物館やギャラリーを見て回りたいです。現代美術にも関心があります」
スルタン委員長はサルマン現サウジアラビア国王の長男だ。9日、ソウル龍山(ヨンサン)の国立中央博物館で始まる「アラビアの道」特別展に合わせて訪韓した。古代から現代まで、サウジアラビアの歴史・文化をたどることができる今回の展示には、サウジアラビアの主要博物館から所蔵品460点余りが出品されている。サウジアラビアの文化遺産を韓国に本格的に紹介する最初の場と言える。東洋と西洋をつなぐ文化的要衝地であり、イスラムの発祥地であるサウジアラビアの過去と現在を一目で見ることができる。砂漠と原油の国に分けたサウジアラビアのもう一つの顔だ。