【社説】米、テロ支援国再指定まで検討…北朝鮮は慎重な判断を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.21 14:52
ティラーソン米国務長官が19日の記者会見で、北朝鮮をテロ支援国に再指定することを含めて「あらゆることを見直している」と述べたのは意味深長だ。これは、北朝鮮が核とミサイルに対する態度を変えなければ、2008年以来9年ぶりにテロ支援国に再指定される可能性があることを示唆したものだ。さらに北朝鮮が国際社会の警告を無視して6回目の核実験と長距離ミサイル発射で挑発する場合、強力な行動をとると警告した。
もちろん、すでに強力な国連安全保障理事会の制裁が施行されている中、北朝鮮をテロ支援国に再指定したところで実質的な効果は大きくないという指摘もある。しかし北朝鮮を近くテロ国家に指定する可能性があるというティラーソン長官の発言は、中国をはじめとする国際社会に北朝鮮と完全に手を切れという明確なメッセージだ。北朝鮮の核問題解決に中国の積極的な役割を引き出そうという布石とみられる。