【社説】韓国国民に余韻を残したペンス副大統領の訪韓
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.19 17:23
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訪韓中であるマイク・ペンス米副大統領が4月17日午前、厳しい警護を受けながら京畿道坡州市板門店を訪問し、北朝鮮側の地域を眺めている。右側はペンス副大統領一行を見守っている北朝鮮軍。(写真=共同取材団)
「この高地を1ドルで売っても買おうとする米国人はいないだろう。あちらの中国人は25セントでも買わないだろう…。この戦闘の生存者が死ぬ時ごろになると価値が変わるだろう。彼らがいたからこそ数多くの人が自由を享受することになるだろう」
俳優グレゴリー・ペックが主人公として出演した映画『勝利なき戦い(pork chop hill)』で米軍将校が交わした対話の一部だ。1953年、高度300メートルの韓国漣川(ヨンチョン)一帯の山である“ポーク・チョップ・ヒル”をめぐって米軍と中国共産軍の激しい戦闘が起きた。休戦協定直前、一寸でももっと領土の優位を占めるためだった。243人の米軍が戦死した。米45師団のエドワード・ペンス少尉はその死闘の功労で銅星勲章を受けた。少尉の息子が一昨日、父が戦っていたDMZを訪れた。マイク・ペンス米副大統領だ。