【コラム】対北朝鮮先制攻撃論の罠(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.11 15:26
韓半島(朝鮮半島)の4月危機説が広がっている。今月中に北朝鮮が6次核実験や長距離ミサイル試験発射を強行し、これを機に米国が北朝鮮に対する先制攻撃(厳密に言うと予防的攻撃)に出て韓半島で戦争が起きるかもしれないという不吉なうわさがインターネットやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を中心に相次いでいる。
注目されていたドナルド・トランプ氏と習近平氏との米中首脳会談が呆気なく終わり、危機説がより増幅されている雰囲気だ。トランプ氏は中国が協力しなければ、米国だけでも北核問題の解決に積極的に乗り出すと気勢を上げている。すべての選択肢がテーブルに上がっており、先制攻撃のような軍事的措置も排除しないと公開的に明らかにしている。