<朴前大統領捜査>大統領選挙を意識して速戦即決
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.15 14:29
検察は朴槿恵(パク・クネ)前大統領に対する書面質疑や家宅捜索などの事前段階を省略し、召喚して事情聴取することにした。2009年の故盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領捜査よりも強い接近法だ。当時、盧元大統領は書面答弁書を提出した5日後の4月30日、最高検察庁中央捜査部に出頭し、取り調べを受けた。
「(召喚日程に関し)朴前大統領側と意見が調整されたのか」という記者らの質問に対し、検察の関係者は「召喚の通告は我々(検察)がすることだ。誰と意見を調整するのか」と答えた。召喚通告段階から主導権を握るという意志を明確にしたと分析される。取り調べの映像録画や録音の可能性などに関する質問に対しても、この関係者は「具体的な方法は検察が決めること」と述べた。「映像録画や録音に応じることはできない」というのは、朴前大統領が朴英洙(パク・ヨンス)特別検察官チームの聴取要求を拒否しながら提示した理由の一つだった。