【社説】歴史的な朴大統領の弾劾審判廷に歴史的な場面はなかった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.28 14:27
昨日「2016憲ナ1」朴槿恵(パク・クネ)大統領弾劾事件最終弁論が憲法裁判所大審判廷で開かれた。国会が朴大統領の弾劾訴追案を可決して81日が過ぎた。憲政史に残るような弾劾事件の最後の第17次裁判だ。国会訴追委員団が先に国民主権主義と法治主義の違反、大統領権限の乱用、セウォル号救助の失敗にともなう生命権保護の違反など5つの理由をあげて大統領弾劾を認容することを訴えた。
その後、大統領代理人団弁護士として最初に出た李東洽(イ・ドンフプ、前憲法裁判官)弁護士が準備した弁論を終えると、李貞美(イ・ジョンミ)憲法裁判所長権限代行に「朴大統領が自筆で書いた最後の弁があるが、朗読してもいいか」と尋ねた。場内が一瞬騒いだ。裁判官も驚いた表情だった。李権限代行が許諾すると、李弁護士が20分間にわたって最後陳述文を読み上げた。