【コラム】韓国造船不況、どうして群山の涙まで見ることになったのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.20 10:33
現代(ヒョンデ)重工業造船所がある全羅北道(チョンラブクド)が騒がしい。世界的な造船不況により群山(クンサン)造船所のドック閉鎖方針が立てられてだ。計画通りになれば協力会社まで雇用6000件が突然に消える。労働者の家族を含めた2万人は生計を脅かされ、周辺の商店街は荒廃する。一言で人口28万の中小都市群山の経済全体が焦土化する。
いま群山では企業と地域住民間で激しい駆け引きが行われている。先月20日に現代重工業の崔吉善(チェ・ギルソン)会長は群山を訪問し「6月以降は仕事がなくドックの稼動中断は避けられない」と明らかにした。会社を生かすための選択だ。群山市民は切迫する。今月初めから群山各界関係者は現代重工業大株主である鄭夢準(チョン・モンジュン)峨山(アサン)財団理事長のソウルの自宅前で1人デモをしてきた。現代重工業蔚山(ウルサン)本社には全羅北道の道民が署名した「群山造船所稼動中断反対署名」が伝えられた。