【社説】憲法裁判所を無力化する勢力は誰か=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.09 16:57
憲法裁判所の弾劾日程は権力の空白状態に陥った大韓民国が危機の中を進みながら採択している基準時間だ。この時間軸が揺れれば、大統領選挙の日程も、政府の構成も、市場と市民社会の日常生活もすべて影響を受けることになる。ところが昨年12月9日に国会の弾劾訴追案が可決されて以降、2カ月間うまく回っていた弾劾審判の時計を政治勢力が自己の欲望で無理やり回そうとしていると警告せざるをえない。
有力な大統領候補である文在寅(ムン・ジェイン)前「共に民主党」代表は一昨日、「弾劾もまだなのに、政界が全く別のところに関心を向けている。ろうそくをさらに高く掲げ、必ず弾劾を貫徹しなければならない」と述べたことに続き、昨日は「憲法裁判所が速やかに審判を下してほしい」と圧迫した。