韓国全域に広がった少女像設置運動、今年70カ所を超える見込み
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.01.16 10:07
釜山の日本総領事館前の慰安婦少女像撤去・復旧事態をきっかけに少女像設置運動が全国的に広がっている。今年末には韓国国内だけで少女像設置場所が70カ所を超えると予想される。ソウル江北(カンブク)・銅雀区(トンジャクク)では推進委員会が設立され、少女像の設置が進められている。全羅南道麗水(ヨス)と江原道春川(チュンチョン)では募金運動が進行中だ。京畿道議会は道民の募金運動を通じて独島(ドクト、日本名・竹島)に少女像を設置すると10日、明らかにした。
平和碑または正義碑と呼ばれるものまで含めると、国内少女像は計55件にのぼる。2011年12月にソウル鍾路区の日本大使館前に設置された少女像が始まりだ。韓服を着た短い髪の少女像は設置初期に平和碑と呼ばれる「平和の少女像」という名前を得ることになった。碑石でなく芸術作品に分類すれば法的な問題を避けることができるという理由でだ。2015年に慰安婦被害者問題が韓日関係の争点に浮上し、少女像に対する国民的な関心が高まった。2015年の一年間、大田(テジョン)ボラメ公園など24カ所に少女像が設置され、昨年も少女像20件が新たに誕生した。