韓経:【時論】THAAD経済報復は中国にもマイナス
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.10 11:22
韓国経済が四面楚歌の状況だ。米国のトランプ次期大統領が対米貿易黒字国を相手に保護主義の刀を研ぐ間、THAAD(高高度ミサイル防衛体系)配備決定に反発してきた中国は露骨な経済報復を見せた。日本政府は釜山(プサン)に新設された少女像の撤去を要求し、韓日通貨スワップ交渉中断を通知してきた。
この中でも中国政府が韓国に取った一連の経済措置は、中国が韓国と自由貿易協定(FTA)を結んでいる当事国という点で耐えがたい内容を含んでいる。中国は化粧品など消費財からポリシリコンなど部品・素材にいたるまで規制変更や認証基準の強化はもちろん、無分別な反ダンピング制裁をしている。韓流スターの「限韓令」のほか、中国に進出したロッテを相手に税務調査までしたが、その後さらに韓国行きチャーター機の運航まで中断させた。