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【噴水台】大統領の一夜=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.14 09:23
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2013年11月5日に聞いた話だ。当時、朴槿恵(パク・クネ)大統領は英国を国賓訪問中で、私はロンドン特派員だった。大統領は前日、フランスから英国入りし、バッキンガム宮殿にいた。大統領訪問準備団にいたロンドン駐在の韓国公務員は信じがたい話をした。

まずはベッドの話だ。大統領が宿泊するホテル客室のベッドのマットレスを青瓦台(チョンワデ、大統領府)の注文に合わせて新しいものに入れ替えたということだった。青瓦台が注文したベッドの「スペック」は説明しなかった。彼は「我々が変えてもかまわないのかとホテル側に問い合わせた。ホテル側が望むものを教えてほしいと言って、そのマットレスに取り替えられていた。費用もホテルが負担した。自分たちのものに不満があると考え、やや不快な表情だった」と話した。

 
当時の状況を説明をすれば、朴大統領は4日夜に到着し、このホテルで一夜だけ過ごした。翌日午前に英国女王が送った馬車に乗ってバッキンガム宮殿に行き、2泊3日をそこで過ごすことになっていた。ホテルはハイドパークの向かい側にある5つ星級だった。

その公務員によると、朴大統領が泊まる部屋には電子レンジが設置された。ホテルの食事ではなく別に用意した食事を朝食として準備するためという説明を聞いたという。大統領が一人で食事をすることを好むというのは最近知った。彼はソウルから取り寄せたものに浴室のシャワーヘッドも変えたと話した。ボタンを押せば水が出るものだと説明した。1泊に1、2回だけ使用するシャワーだ。

最も信じられなかったのは客室に照明灯2つとスクリーン形態のカーテンを設置したという話だ。「大統領が髪のセットと化粧をするところは真昼のように明るくなければならず、大統領が鏡を見る場所の後ろに白いカーテンをつるし、鏡の中に大統領の姿が映る時に他の物が映らないようにしなければいけない」という注文があったと、彼は説明した。

記事にしたいという欲が発動したが、すぐにあきらめた。口外者として目をつけられた場合の彼の苦難を考えないわけにはいかなかった。大統領の儀典に関する事項は公務上の秘密だ。最近、金英漢(キム・ヨンハン)元青瓦台民情首席秘書官が残したダイアリーに「索出」「膺懲」など上部の指示が書かれていたのを見ると、彼も公務員生活を終えることになったかもしれない。準備作業が大統領の意向によるものか、担当者の「過剰儀典」によるものか確認する方法もなかった。

胸にとどめておいた話を今になって取り出したのは、たった一夜のためになぜそのようなことが行われたのかが何となく分かるような気がしたからだ。大統領は別の世界に生きていた。

イ・サンオン社会第2部長

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