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<ロードFC>韓国俳優キム・ボソン、日本の近藤哲夫に敗れる

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.12 10:05
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近藤との試合で左フックを飛ばす俳優キム・ボソン。彼は「分かち合いの義理を実践するために格闘技に挑戦した。私の挑戦を見て人々が社会的弱者に関心を注ぐよう願う」と話した。
敗れたが美しい挑戦だった。50歳の映画俳優キム・ボソンは10日にソウル・奨忠(チャンチュン)体育館で開かれたロードFC35ウェルター級(77キロ)の試合で日本の近藤哲夫(48)と対戦した。しかし1ラウンド終盤で右目を負傷し惜しくもひざまづいた。

キム・ボソンはこの日映画『ロッキー』の音楽に合わせさっそうと登場した。「主人公ロッキー・バルボアのように負けても感動を与えたい」と話すキム・ボソンは右の拳を上げ微笑を浮かべた。リング上ではファンにお辞儀をする余裕も見せた。

 
近藤の一方的な優勢になるだろうという専門家らの予想と異なり、試合序盤は激しく進行した。キム・ボソンは開始と同時に果敢に拳を振り回した。柔道選手出身である近藤と接近戦になれば勝算がないと計算したキム・ボソンは距離をおいて打撃戦を展開した。だが4年間に17回の公式試合をやってきた近藤はベテランだった。試合開始30秒後にキム・ボソンを打ち倒した。拳を振り下ろしキム・ボソンを追い詰めた後、腕を折るアームバーを試みギブアップを取ろうとした。だが、キム・ボソンはアームバーを力でふりほどいた後、左フックを近藤に的中させた。観覧席からは叫び声があふれた。キム・ボソンは「あきらめることはできなかった。とにかくアームバーを解かなければと考えた」と当時の状況を説明した。

しかし勝負は一瞬で決まった。近藤が飛ばした右パンチがキム・ボソンの右目に当たった。直撃ではなかったがキム・ボソンは前が見えないというサインを送った。審判は試合中断を宣言した。1ラウンド2分35秒だった。

障害(6等級)がある左目がキム・ボソンの足を引っ張った。彼は若い時の事故で左目がほとんど見えない状態だ。キム・ボソンは大会出場に先立ち行ったインタビューでも「妻に土下座して懇願した末にどうにか格闘技出場の許しを受けた。必ず右目を守ると約束した」と話した。このため右目に一撃を食らえば試合を放棄するほかなかった。

敗北が決まるとすぐキム・ボソンは沈痛な表情で座り込みしばらくリングを離れることができなかった。試合会場を訪れた俳優アン・ジェウクとシム・ヒョンタク、歌手Muzie、コメディアンのユン・ヒョンビンら芸能人仲間が彼を慰めた。キム・ボソンは「申し訳ない」という言葉を何度も繰り返した。キム・ボソンは「右目に当たったせいで前が見えなくなった。これで失明するのではないかと恐くなった」と打ち明けた。彼はまた「左目が見えない状態では格闘技の試合はできないという事実を悟った」とした。ロードFC関係者は翌日の11日「眼窩骨折の診断を受けた。手術を受けなければならない状態」と明らかにした。

キム・ボソンが50歳で格闘技に挑戦したのは分かち合いを実践するためだった。キム・ボソンとロードFCは大会の入場収益と彼の対戦料を小児がんの子どものために全額寄付することにした。今大会を控え「かつらを作る足しにしてほしい」として髪を短く切った後に髪の毛も寄付した。キム・ボソンは「小児がんを患っている子どもたちのために最善を尽くしたかった。子どもたちと親に希望をあげたかったが本当に申し訳ない」と話した。そんなキム・ボソンの気持ちを知るファンらは席から立ち「義理」と「キム・ボソン」を連呼した。キム・ボソンも拳を握りしめて叫んだ。「義理!」

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