【時論】オバマの成功と朴槿恵の失敗(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.05 13:05
結局米国の大統領制は徹底した三権分立と牽制と均衡の体制のため特定人が人事を独占し、特定人が国家予算を干し柿を盗み食いするようにするのは不可能だ。しかし韓国は大統領と行政府が独走した権威主義時期の制度的、慣行的残滓が残っており政権ごとに親戚と側近の国政介入から抜け出せずにいる。これからは息子や家族がいない候補を探すのではなく、牽制と均衡の網をきめ細かく編む制度改善をしなければならない。
オバマ氏は2008年に金融危機の最中の時に米国の操舵手を引き受け、10%に達する失業率を5%台以下に下落させ、米国の輸出は27%増やし貿易赤字は24%減らす記録を立てた。また、租税体系を改革し、女性など社会的マイノリティの権限を強化し、何よりもオバマケアを通じ保険適用を受けられない米国人の数を大きく減らした。