中国「限韓令」の影響、韓流テーマ株もふらつく(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.22 09:55
最近中央日報記者が訪れたソウル・禾谷洞(ファゴクドン)の化粧品卸売流通団地の雰囲気も普通ではなかった。ここは中国人の行商人が主に訪れ、多く買う行商人は一度に1億ウォン相当を買っていく。ある業者関係者は「高高度防衛ミサイル(THAAD)による対立が本格化した7月以降は購入回数も減り、多く購入しても1回2000万ウォン程度」と話す。同関係者は「新しいドラマや映画、芸能が新しい韓国製品がデビューする契機だがこれが少なくならないか心配だ」と懸念する。化粧品卸売商のキム・ジンソクさん(43)も「雪花秀やオフィなど既存製品のほかに新しい人気製品が出ておらず、Kビューティーが弱まらないか懸念している」と話した。
これに対しかなり以前から中国に進出し現地化した企業と、現地企業と緊密な関係を結んでいる所は相対的に余裕がある。アモーレパシフィック関係者は「韓流ドラマ・映画が広報に役立っているのは事実だが、品質に対する信頼をある程度積んでおり、独自の流通網も確保しているだけに、ただちに大きな危機はないとみている。株価下落は一時的な現象」と話した。雪花秀、ラネージュなどアモーレの5つのブランドは中国で2000カ所余りの単独ショップを運営している。アモーレパシフィックは21日に一時前日比で株価が9%近く下落したが、午後に入ると落ち着きを取り戻し、3.76%安の33万3000ウォンで取り引きを終えた。