【社説】100万市民平和的ろうそく集会は新たな時代に向かった名誉革命
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.14 09:36
大韓民国国民の底力を見せた誇らしい日だった。先週末「11・12光化門(クァンファムン)ろうそく集会」に参加した100万人(警察推定は26万人)はだれもが勝者だった。神聖な憲法の価値を自らの手で否定した最悪の大統領に怒り街頭にあふれ出て成熟した意識を結集し市民民主主義の里程標を立てた。ベビーカーに乗った子どもや中高生を含めた老若男女が一斉に「大統領下野」を叫び、青瓦台(チョンワデ、大統領府)のすぐ近くまで行進したが、理性的で秩序は整然としていた。世界的にもこのように多くの群衆がひとつの心で平和行進をするのは珍しいことだ。朴槿恵(パク・クネ)大統領が主導した民主主義の退行に憤怒した健康な市民意識がきらびやかな光を放ったのだ。
今回の行事は1987年6月抗争と2008年狂牛病集会を上回る過去最大の人波が集まり警察との物理的衝突が懸念される状況だった。だが裁判所は青瓦台前の栗谷路(ユルゴクロ)まで行進を許容し、市民は驚くべき自制力を見せた。暴力衝突を懸念した市民は小さな逸脱であれ許容しないためにだれもが「平和」を叫び、警察も物理力を行使しなかった。