韓経:「日本のノーベル賞受賞は“待つこと”の結実…10~20年研究没頭助けた」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.17 09:41
「研究者が独自の観点で一つの問題に10~20年以上没頭することができるように支援する『忍耐資本(patient capital)』が社会に構築されるべきだ」
ことしノーベル生理学・医学賞受賞者を輩出した東京工業大の三島良直学長は今月15日、記者に対してこのように述べた。ソウル大学校の主催で開かれた東アジア研究中心大学協議会(AEARU)に参加するため訪韓した三島氏は「当面の成果のために、現実にすぐに適用できる技術開発だけに執着していては思考のパラダイムを揺さぶるような革新は出てこない」と強調した。
この協議会は東アジア地域の先導的な研究中心大学間の相互協力促進を目指して1996年に設立された学長会議だ。北京大・東京大・ソウル大・国立台湾大・香港科学技術大など5カ国18校が会員で、ことしから2年間、ソウル大の成楽寅(ソン・ナクイン)総長が議長を務めている。