ことさらにサムスンを叩く米国…トヨタも叩かれて乗り越えた(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.17 09:19
市場1位を守ろうと無理をして災いが起きた点も似ている。トヨタは当時生産能力を増やそうと海外で下請け企業を拡大し品質管理に失敗したという非難を受けた。サムスン電子も競合会社であるアップルを意識し、製品発売時期を前倒して問題を引き起こしたものとされた。ソウル大学国際大学院のキム・ヒョンチョル教授は「ノート7の場合、レクサスのように直接的な人命事故を起こしてはいないが、大きな火災に広がりかねかったという点で消費者が感じる不安感は大きく異ならないだろう」とも指摘した。
こうした類似点のために米国市場ではとりわけ李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長に注目している。結局米議会の聴聞会に直接出席して公開謝罪した豊田章男社長のように李副会長が前面に出て問題を収拾させるのかを注視しているのだ。ハーバード大学経営学部のビル・ジョージ教授は最近経済ニュースチャンネルのCNBCに出演し、「李副会長が米国市場で公開謝罪し米議会に出席しなければならない」と主張したりもした。