【時視各角】サムスン、発火の原因を把握できないのがより大きな問題(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.17 08:48
サムスン電子は最新スマホ「ギャラクシーノート7」の発火原因をまだ把握していない。50日以上も数百人の専門家が調べているが、まだ爆発を再現できていないのだ。真犯人を探せないため陰謀説が乱舞する。「皇帝経営」「軍隊式文化」「性急」などのような言葉が次々と出ている。今のサムスンの問題は発火の原因が分からないことが本当な問題だ。もしかするとバッテリーの不良と判明するのが最も幸運なシナリオなのかもしれない。
振り返るとギャラクシーノート7は過度な革新の集合体だった。5.7インチの大きなOLED(有機発光ダイオード)画面に虹彩認識、急速充電機能まで入った。「史上最も賢いスマートフォン」という評価を受けた。問題はこの機能が決して無料ではないという点だ。より多くの電力を必要とし、より多くの空間を占めるしかない。防水・防塵機能のために内部の熱を外側に出すのも難しい。スマートフォンは単純な通話よりインターネットやゲームにより多く使用する傾向だ。狭い空間により大きなバッテリー容量が要求される。