防弾少年団は育っている。新アルバム『ＷＩＮＧＳ』は少年の成長だ。

ソウル中区ロッテホテルソウルでは１０日、防弾少年団の２ｎｄアルバム『ＷＩＮＧＳ』発売記者懇談会が開かれた。

『ＷＩＮＧＳ』は誘惑に駆られ、葛藤し、成長する少年のストーリーを表現したアルバムだ。タイトル曲「血、汗、涙」はレゲエを基盤としたムーンバートンタラップジャンルの曲で、防弾少年団が見せてきた激しく強烈なイメージから抜け出し、セクシーなイメージを強調した。

今回のアルバムは誘惑に駆られる少年の話だが、同時に成長の話でもある。ラップモンスターは「拒否できない誘惑であるほど悩んで葛藤することになるが、その葛藤を成長の過程と考えた。どう悩んで、どう選択しながら、どう成長するのかを見せる曲」と説明した。プロモーションビデオに登場する翼も成長の意味する。シュガは「現実で誘惑があっても翼をつけて遠くに飛んでいこうという前向きな意味を込めている」と語った。

今まで青春の美しさや痛みを歌ってきた防弾少年団はなぜ『ＷＩＮＧＳ』を通じて成長を歌うことになったのか。これは防弾少年団の目の前の現実と同じだ。少年だった防弾少年団は成長した。今はアルバムを発売するやいなや音源チャートを占領する第１人者になった。防弾少年団は今回のアルバムでデビュー以来最高の成績を出している。この日０時に発売し、国内最大音源サイト「メロン」で午前７時基準で１位から１６位まで列を作るのに成功した。メロン以外の８つのチャートでもトップになった。

国内チャートだけではない。中国ＱＱミュージックでも「血、汗、涙」がリアルタイムチャート１位になった。ｉＴｕｎｅｓでは米国、ブラジル、カナダ、フィンランド、香港、ニュージーランド、シンガポール、ノルウェー、台湾など２３カ国の総合アルバムチャートでトップになった。このような成績についてジミンは「いつも感謝している。待ってくれていたファンが多いようでうれしい。今後も声援をお願いしたい」と所感を伝えた。

防弾少年団のこうした成功は一日にして成し遂げられたものではない。国内・海外で少しずつファンを増やしていき、韓国を代表するアイドルに成長した。さらに今回のアルバムでは大衆性を象徴する音源チャートでも頭角を現し、マニアを越えて大衆を魅了したということだ。

防弾少年団の快進撃はどこまで続くのだろうか。今回のアルバムの目標についてブイは「ビルボードＨＯＴ１００に入り、大賞を一度受けてみたい」と語った。