韓経:「韓国の科学者、論文への執着を捨ててこそノーベル賞見える」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.06 13:03
「韓国の科学者は自由なテーマとアイデアを出すように言っても、必ずどのような成果を出すという形で研究提案書を書く。こうした文化はアイデア一つを長期にわたり研究するうえでよくない」。
2013年にノーベル医学生理学賞を受賞したランディ・シェクマン米UCバークレー教授(ハワード・ヒューズ医学研究所研究員)は5日、延世(ヨンセ)大で開かれた記者懇談会で、「ノーベル賞を受けるほどの独歩的な研究結果を出そうとするなら、科学者が斬新なアイデアで長期間一つの研究をする風土を作ることが重要だ」と述べ、成果志向的評価文化に染まっている韓国科学文化を指摘した。
先月、基礎科学研究院(IBS)ナノ医学研究団の諮問委員に委嘱されたシェクマン教授は、延世大とIBSに研究コンサルティングをするため訪韓した。。シェクマン教授は生命活動に必要な物質が細胞内で流通する現象を解明する研究で、2人の米国科学者とともにノーベル医学生理学賞を共同受賞した。