주요 기사 바로가기

韓経:「観光での稼ぎをあきらめた国、韓国」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.04 13:04
0
◆「見る観光」から「する観光」に

観光資源にも、どれほど遠くから人々を呼び寄せることができるか、繰り返し引き込むことができるかという観点で明確に「級」がある。リピーターを作るには「見る観光」より「する観光」が有利だ。韓国の人たちは非常に登山が好きだ。最近はトレッキングが流行している。各地方自治体は競って智異山(チリサン)ドゥレギル、済州オレギルなどトレッキングコースを指定している。ところで外国との違いは何だろうか。

 
アルプスではかなり以前からモンブランのトレッキングコースを指定して運営している。有名なスキー、山岳観光地であるシャモニーとモンブラン周辺の景色が良いトレッキングコースを一日に5、6時間ずつ普通12日間歩くが、海抜1500-2000メートル以上の峠を歩くため景色が素晴らしい。トレッキングコースのあちこちに山荘と食堂、カフェテリアがある。二段ベッドが並ぶ部屋のベッド1床に一晩50ユーロ(約6万1500ウォン)ほど受ける。シャワールームとトイレは共用だ。さらに宿舎の間で荷物を運ぶサービスもよく運営されている。あちこちで雇用と所得が生じているのが目に見える。

世界中からトレッキングや登山が好きな人々を引き込むのに決定的な役割をするのがインフラだ。アルプスでは一般列車が海抜1500メートルまで登る。それより高いところは登山鉄道やケーブルカーなどの特殊輸送手段が連結されている。ユングフラウ登山鉄道の料金は204スイスフランで、韓国ウォンでは23万ウォン(約2万1200円)を超える。シャモニーのモンブランを見るために乗るケーブルカーは60ユーロ(約7万5000ウォン)ほどする。

中国でも韓国国民に人気の白頭山(ペクドゥサン、長白山)国立公園の入場料とシャトルバスの料金は295元(約5万ウォン)だ。黄山は入場料とケーブルカーの料金は390元ほどする。黄河石林国家地質公園に行けば、入場料、羊皮いかだ、ロバの馬車、ケーブルカーなどで1人あたり340元は使うことになる。

一方、韓国で中国人観光客はお金を使うことがあまりない。国立公園はその国の代表的な観光資源であり、観光客を引き込む核心の手段だ。にもかかわらず韓国は国立公園を環境部の所管とし、あたかも自然環境保全が国立公園指定の一次的な目標のように扱っている。さらに入場料も受けない。収入を得ることができる観光インフラも全くない。

韓国の人たちがモンブランのトレッキングコースやミルフォード・トラック、中国の茶馬古道だけでなく、南米のパタゴニアトレッキング、コーカサス山脈の欧州最高峰エルブルス山のトレッキングにまで行くことは、筆者も最近まで知らなかった。おそらく政府当局者も、国会議員も行ったことがないだろう。国民がどこでどのようにお金を使っているのかも知らずに、国内で観光需要を振興させて雇用を創出する方法をどのように考え出すのだろうか。一度訪問してはどうかと思ったりもする。

◆国籍のない観光商品を売る韓国

観光収入の重要な部分はショッピングだ。特に中国から来る観光客は昨年1人あたり平均2483ドルをショッピングに使った。外来観光客の平均(1673ドル)をはるかに上回る。ところが韓国は何を売っているのだろうか。今でもフランスやイタリアのブランド品を売るのが大半ということは統計がなくても分かる。ソウル仁寺洞(インサドン)は外国人の必須観光コースだ。ここで売れている観光記念品はいつからか中国産に変わっている。韓国に来た中国人に中国産の安物の観光記念品を売っているのだ。付加価値を高めることができる高級記念品はあまり見られない。

食品も重要な観光商品となる。日本では各地方に、他の地域には見られない酒や菓子、漬物など加工食品が数え切れないほど多い。地域ごとに異なる食材料があり、差別化に最も有利な分野だ。しかし韓国を訪問する外国人団体の観光客が大衆食堂で食べるメニューは国籍不問の飲食品が多い。

最もうらやましいのが公演産業の観光商品化だ。ニューヨークのブロードウェーやロンドンのウェストエンドのミュージカル産業、ザルツブルク音楽祭やバイロイト音楽祭のような世界的な公演産業成功事例を真似るのは難しいだろう。いっそのこと中国の映画監督チャン・イーモウ(張芸謀)が演出した雲南省の「印象麗江」、杭州の「印象西湖」など野外劇シリーズは、我々も模倣が可能ではないだろうか。各地域の景色の白眉を背景にその地域の歴史や文化を見せるこの公演を筆者も見たことがあるが、お金が惜しいとは思わなかった。


韓経:「観光での稼ぎをあきらめた国、韓国」(3)

韓経:「観光での稼ぎをあきらめた国、韓国」(1)

関連記事

最新記事

    もっと見る 0 / 0
    TOP