【コラム】原子力潜水艦を早く建造しよう=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.30 14:00
原子力潜水艦は水上に出ることなく高速で長距離航行が可能だ。金正恩は8月24日のSLBM発射成功の余勢を駆って2018年までに原子力潜水艦を開発するよう指示した。北朝鮮の原子力潜水艦が核弾頭を載せて韓国の東・西・南側の海はもちろん米国の海岸まで進出する日に対応しなければいけない。SLBMを搭載した北朝鮮の原子力潜水艦は北朝鮮全体が焦土化する時、韓国と米国に致命的な核報復ができる。
THAAD・KAMD・キルチェーンを信じることはできない。今後5-10年間はやむを得ず米国の戦略抑止力に依存しながら原子力潜水艦の建造を急がなければいけない。2030年までに建造するという9隻のディーゼル潜水艦は大幅に減らすのがよい。一般的な誤解とは違い原子力潜水艦は核兵器ではない。原子力潜水艦の建造には越えるべき障害物がある。まずは経費だ。しかし3000トン級のディーゼル潜水艦9隻に7兆2000億ウォン(約6600億円)かかるのに対し、原子力潜水艦1隻には1兆5000億ウォン、4隻なら6兆ウォンだ。数に比べて安く効率的だ。2つ目は米国の反対だ。韓米原子力協定は米国が委譲する核物質の使用に米国の同意を受けることになっている。ウラン濃縮は20%を超えることができない。20%未満は原子力潜水艦に合う濃縮度だ。我々には原子力潜水艦を建造する造船技術とそこに入る原子炉を作る技術が蓄積されている。原子炉の燃料として使用する20%未満の濃縮ウランは自由に取引できる国際市場で調達すればよい。