韓経:ソウル市「敦義門・宮廷・城郭の復元は困難」…日帝が崩した「悲運の慶熙宮」復元白紙化
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.13 10:46
ソウル市と文化財庁が推進中の「慶熙宮(キョンヒグン)復元事業」が座礁の危機に直面した。日帝が傷つけた慶熙宮のかつての姿をよみがえらせるための復元事業についてソウル市が立場を変え、予算や交通問題などを理由に白紙化することにした。
ソウル市の関係者は「敦義門(トンイムン)をはじめ慶熙宮の塀や近隣の漢陽都城(ハンヤントソン)の城郭を復元する慶熙宮址復元事業を推進する計画は現在としてはない」として「慶熙宮のかつての場所の復元のための近隣建物の移転も推進する計画がない」と11日明らかにした。
景福宮(キョンボックン)・昌徳宮(チャンドックン)・昌慶宮(チャンギョングン)・徳寿宮(トクスグン)と共に朝鮮時代5大宮廷の1つだった慶熙宮は、日帝強制占領期間をたどりながら宮廷の形跡を完全になくした。日帝は慶熙宮内の殿閣を壊したり別の所に移したりして宮廷の真ん中に防空壕を掘った。1988年から慶熙宮の復元が始まったが2004年に中断された。