北朝鮮、16年ぶりに南派工作員指令用「乱数放送」再開
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.19 13:17
北朝鮮が15日未明、南派工作指令用の乱数放送を突然始めた。対南媒体の平壌(ピョンヤン)放送を通じて5けたの数字を次々と読み上げる方式で12分間ほど放送したという。最初の南北首脳会談が開かれた2000年の末に中断したものを本格的に再開するのではと、関係当局は注視している。
今回の放送は正規報道を終えた0時45分から57分まで続いた。女性アナウンサーは「今から27号探査隊員のための遠隔教育大学数学復習課題を知らせる」と予告した後、数字を読んでいった。「459ページ35番、913ページ55番、135ページ86番…」。あらかじめ約束した特定冊子のページと文字の位置を意味するという。これを組み合わせて指令内容を把握するということだ。
「乱数」という慣れない表現は我々の日常でも時々使われる。何か複雑に絡んだり難しいことに「乱数表のようだ」という言葉を使ったりもする。「27号隊員」は何を探査しに韓国に来たのか、27号ならいったい何人が活動中ということか、気になる点が多くなる。