<THAAD>「大統領の海外訪問中に首相・国防長官が6時間監禁」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.16 11:34
1/2
黄教安首相の一行を乗せたミニバスが15日午後、トラクターまで動員した住民に進路をふさがれ、郡庁付近の公営駐車場から出ることができなかった。黄首相はミニバスの中から6時間ほど動けなかった。
韓国政府が高高度ミサイル防衛(THAAD)体系を慶尚北道星州(ソンジュ)に配備することを決定したことに関し、15日に説明会を開いたが、住民の強い反発のため中断した。住民はペットボトルや卵を投げて激しく抗議し、黄教安(ファン・ギョアン)国務首相ら政府関係者が乗った車を取り囲んで道をふさいだ。首相一行は6時間ほどバスの中に閉じ込められる状況となった。この日午前10時30分、星州郡庁広場は赤く染まった。住民は「THAAD決死反対」と書かれた赤い鉢巻きをして「THAAD反対」を叫んだ。集会には約3000人(警察の推算、主催側は約6000人と推算)が集まった。
黄首相と韓民求(ハン・ミング)国防部長官は午前10時56分に郡庁に入った。黄首相の一行が登場すると、住民は「帰れ」「THAAD反対」などと叫んだ。黄首相は玄関の前で断食しながら抗議する金恒坤(キム・ハンゴン)郡守と言葉なく握手した。